心の家路

自助グループとはそれほど素晴らしい場所なのか
Are self-help groups Paradise

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2006/04/26 

<違い探し>

<自助グループとはそれほど素晴らしい場所なのか>

では自助グループは「楽園」のような素晴らしい場所なのでしょうか?
答えは「ノー」です。

自助グループは人間の集まりです。世間で人間が集まっているところで起こることは、全部自助グループの中でも起きます。しかもアルコール依存症者は、(率直に言って)人間関係が下手な人が多いですから、世間一般よりごたごたの多い場所かもしれません。

自助グループに来てさえ、賞賛を浴びたいという欲望や、わずかな金銭でも自分の自由にしたいという欲望がむき出しになることがあります。あまりにもそれが強いと、自助グループという救命ボートそのものがひっくり返ってしまう(つぶれてしまう)こともあります。
また、仲良しグループになってしまい、新入りさんを冷たくあしらったり、いくつかの派閥に分かれて争っているようでは、自助グループとしての役目を果たせなくなってしまいます。
また、どこまで行っても男は男であり、女は女であり、その間のトラブルはなくなりはしません。

自助グループが続いていくには、そうしたトラブルを乗り越えていかなくてはいけません。救命ボートをひっくり返さないためには、自分の欲を抑えねばならないことをメンバー全員が気づいていくようになります。そのことは、きっと自助グループの外の生活でも役に立っていくことでしょう。

自助グループは「病気の人間の集まり」です。でも、それは「同じ病気」の集まりでもあるわけです。それは自分を写す鏡です。
現実の自助グループの姿を見て、それに失望したという人もいるでしょう。そういう人は、自分も同じ病気の人間なのだということに、まだ気づいていないのだと私は思います。少し歪んだ鏡に映った自分の姿に失望しているだけなのでしょう。

自助グループが楽園でないことに失望している人は、自分と同じ人間ではなく 「素晴らしい権威ある誰か」 が自分の病気を治してくれるという夢想に取り付かれているのではないでしょうか。

<本当のところ自助グループは役に立つのか>