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No.7216 ブログ「ACと発達障害」へのコメント
by サボテン 2017-04-12 23:56
- 二つ目の投稿です
>実は親の養育姿勢よりも子供の側の発達障害のほうが大きく影響しているんじゃないかと思っています。
「親の養育姿勢」と「子供の側の発達障害」の二つを、二つのうちどちらか?というよりも、
これらの二つがそれぞれに異なる要因であり、相互に影響しあうものだと思います。
嗜癖ということを例にあげましても、「発達障害者は」「嗜癖」に陥りやすいという特徴を持ちます。
定型発達で「嗜癖」に陥る人もいれば、
定型発達で「嗜癖」に陥らない人もいます。
発達障害で「嗜癖」に陥る人もいれば
発達障害で「嗜癖」に陥らない人もいます。
そして、「嗜癖」に陥る人は、定型発達よりも発達障害者のほうが多いと思います。また発達障害者は「嗜癖」に陥るリスクを持っていますが、みんながみんな「嗜癖」に陥るわけではないということです。
同じように、
定型発達で「AC」になる人もいれば、
定型発達で「AC」にならない人もいます。
発達障害で「AC」になる人もいれば
発達障害で「AC」にならない人もいます。
これはアルコホーリックにも使えるのではないでしょうか?
定型発達で「アルコホーリック」になる人もいれば、
定型発達で「アルコホーリック」にならない人もいます。
発達障害で「アルコホーリック」になる人もいれば
発達障害で「アルコホーリック」にならない人もいます。
また、すべてのACが、いわゆる一般の人が認める虐待的な養育を受けているわけではありません。しかし「SHAME(恥?自己否定感?)」と「Abandonment(見捨てられ)」という二つの中心を持つ親の影響を受けることにより、14のランドリーリストの特徴を生き残るサバイバルとして身に着けてしまったというのがACです。
そして、単に親のせいにしているだけでは回復することができないということも、ACでも認識されています。しかし、親からの影響は親を「非難せず」に認識することによって、神様と仲間の支援を得つつ、そこから回復していくということが、他の12ステップとは違うACならではのところだと思っています。
また、発達障害を持っているということは、障害に対する理解のない定型発達者の普通の行為が発達障害者にとっては「虐待」に近い苦しみを与えているということがあります。なので現在WHOをはじめ日本でも、障害者への「合理的配慮」という概念を定型発達者にも普及させようとしています。なので発達障害の理解なき、定型発達者による愛のある行為が、実際には発達障害者に「虐待」の苦しみを与えてしまっているということはあり得ます。そして本人が、もしも14のランドリーリストの行為をサバイバルとして身に着けてしまったならば。発達障害者であってもACステップによって、その部分は回復することは可能だと思います。
実は私自身発達障害をもっています。自分は発達障害者だから、ACミーテイングには行くべきではないのだろうか?と長年思い悩み、ACグループへの参加の時期が遅れました。しかし、発達障害者であってもACの自覚があれば、ACミーティングに行っても良いんだと今は思えています。発達障害の部分は変えられない部分として、環境調整や折り合いをつけることを学んでいます。でもACの部分は回復していける部分があるように今は感じています。
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