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余計な心配?

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仙台2施設「自立」ゼロ ひかりあれ東北
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/02/20090207t13018.htm

仙台市のアルコール依存症者更生施設「ひかりあれ東北」(若林区)と「ひかりあれ東北青葉」(青葉区)の入所者通帳管理問題で、両施設が開所した2007年10月以降、計60人を超す入所者のうち市から「自立した」と認定された人は1人もいないことが6日、分かった。

市は入所者に生活保護費を給付し、依存症から抜け出て自立すれば給付を廃止する。立ち直りとは逆に、施設から失踪(しっそう)するなどした人も廃止する。
市が給付を廃止した入所者は14人に上る。内訳は失踪が9人、親類宅などへの転出が5人。自立とみなされた人はゼロで、両施設が更生施設として機能していない可能性がある。
転出者5人のうち4人は転出先に到着する前に行方が分からなくなり、市が所在を確認しているのは1人にとどまる。
元入居者の60代の男性は「自立しようとしても施設から止められるので無断で逃げ出した」と証言している。
那覇市は07年、市内の「ひかりあれ琉球」などの関連施設側に対し「入所者の自立につながっていない」などとして行政指導している。
若林区保健福祉センターは「開所してまだ1年数カ月間で、施設運営の適否は現時点で判断できない」と言う。青葉区保健福祉センターは「同種の施設でも自立につながるケースは少ない。失踪が多いとも考えていない」と話している。
ひかりあれ東北青葉の関係者は「ノーコメント」としている。

「ひかりあれ」ではない他の施設では、収入は入所者からの入所費、行政からの助成金、それから退所した人たちが後々送ってくれる寄付金も少なくないそうです。
しかし、退所する人が経済的に自立していかないのであれば、施設は収入の大きな柱を一つ失ってしまいます。

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