ヤマアラシのジレンマ

Das Dilemma der Stachelschweine - 「心の家路」のブログ

2ちゃんねる高齢化

!2ちゃんねらーの4割は女性、30−40代が中心 高齢化のせい?
http://sankei.jp.msn.com/economy/it/080901/its0809011948000-n1.htm

だって若い連中はケータイでしょう(ケータイでも2ちゃんできるけど)。

それにしてもネット全体の男女比が55:45か。なのに迷惑メールは男性向けばかりですな。女性の方はああいうメールを受け取ってどう思うものなんでしょう。

数億円vs.無料 数年vs.2時間

秋葉原事件を受け、インターネットを管轄する総務省は、ネット掲示板に掲載された犯行予告や自殺予告を検知するシステムの開発に乗り出す。

!総務省がネットの犯行予告を自動検知するシステム開発に着手
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20375172,00.htm
「同省では研究開発費として、2009年度予算要求に数億円規模を盛り込む方針だ」

一方、同じソフトを2時間で開発してしまった人もいる。

!犯罪予告を2ちゃんねるやブログから自動収集,投稿もできるサイト「予告.in」公開
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080612/307969/
「矢野氏は「総務省が犯罪予告検知のソフトを数億円かけて開発する」との報道を見て,「そんなに費用がかかるはずはない」と考え開発したという。開発時間は2時間程度。Perlなどのオープンソース・ソフトウエアや,無料のWeb APIなどのサービスを利用することで,無料で開発できたという」

!予告.in
http://yokoku.in/

ただし初日はアクセス集中で2時間でサーバーがダウンしたそうです。

またまたネットの無名性について

!実体性のある匿名はタレントの芸名と同じ
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070510/121916/
魚拓

巨大掲示板に名無しで書き込むのと違い、同じURLで意見を発表し続けていれば、それが仮名であっても人格を獲得します。タレントの芸名というのは良い例えです。
同じようにAAの中で、住所も姓名も公表せず「ニックネーム」でいたとしても、活動を続けていれば「匿名(名無し)」ではなくなってしまいます。

「超mixi足あとちょう」について

下記のURLに悪意はないようですが、一応念のため、クリックされる前に警告しておきます。

mixiにログインした状態でこのページを見ると、いろいろ情報が表示されてしまう(らしい)のです。僕はmixiには参加していないのですが、かわりに Yahoo! JAPAN の本IDや、amzaon.co.jp のアカウント情報から本名をあぶり出されてしまいました。
IEを使わずに、Firefoxを使っていれば大丈夫そうです。
何とかしろよ>Microsoft

!超mixi足あとちょう
http://hamachiya.com/junk/getmixi.html

無名性について考える

!情報化社会になるほど高まる「人間」への依存
http://it.nikkei.co.jp/business/news/index.aspx?n=MMITzv000012032007

> 誰でも好き放題に書き込む方式を取りやめました。記事と関係のない書き込みと放送禁止用語などを排除する承認制の導入を宣言しました。
> 不思議なことに書き込みの承認制を導入した途端、それまでの激しい人達が急に来なくなりました。

不快な人たちが多いのではなく、数は少ないけれど、そういう人の発言が目立ってしまうのがネットなのか。

なぜ「インターネット上の匿名性」という問題を追いかけているか、といいますと。それはSkypeを使って、オンラインAAをやるアイデアがあるからです。
Skypeでは最大4人まで同時会話できますし、(仮想の)マイクを回す形式なら100人まで聴衆が参加できますから、AAミーティングの形式を取ることは可能です。

ただAAミーティングを名乗るならば、たとえば「伝統3」の問題とかも絡んできます。対面のミーティングにからかいで訪れる人は滅多にいませんが、ことネットとなると何が起きるかわかりません。だからといって、紹介者(スポンサー)がいないと入れないミーティングは、個人的に運営するならともかく、(少なくとも)AAとは違ってしまいます。

どういう仕組みをとるのがいいのか。結論はすぐには出そうもありません。

尾を引く、毎日新聞「ネット君臨」問題

!毎日新聞連載「ネット君臨」で考える取材の可視化問題
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2007/01/post_10.html
!毎日新聞「ネット君臨」取材班にインタビューした
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2007/02/post_12.html
!新聞が背負う「われわれ」はいったい誰なのか
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2007/02/post_13.html

個人的なメモ

!ガ島流ネット社会学 「ネット君臨問題」が明らかにしたもの(後編)・嫌悪感の源泉はどこに【コラム】
http://megalodon.jp/?url=http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT11000022022007&date=20070223231229

ネット時代、ブログ時代の人間は、なぜ無記名の新聞記事に嫌悪感を抱くのか、という命題に切り込んだ記事。