ヤマアラシのジレンマ

Das Dilemma der Stachelschweine - 「心の家路」のブログ

Windows 10 20H2で従来版Edge(Edge Classic)を使う。

Windows 10 の 20H2 からは従来版Edge(Edge Classic)が使えなくなってしまいました。いまどきEdge Classicを使いたい人は少ないでしょうが、20H2にアップデートしてから「しまった!」と思っている御仁もいるようで、僕もその一人です。『心の家路』がEdge Classicでもきちんと表示されるか確かめておきたいものですから。

しかしネットを検索してみても、Chromium Edgeとの共存のネタばかり表示されて、20H2で従来版を起動するノウハウは見つかりません。やむなく英語で検索してみたら、Microsoft Edge Insider の Discussions で見つかりました。

Microsoft Edge Legacy
https://techcommunity.microsoft.com/t5/discussions/microsoft-edge-legacy/m-p/1621710

nikhilk0 という人物の2020年8月31日の投稿に、

I, too, faced this issue on my 20H2 machine after Edgium stable 85 update. The only workaround I found, for now, is to delete BrowserReplacement key value at 'Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\EdgeUpdate\ClientState\{56EB18F8-B008-4CBD-B6D2-8C97FE7E9062}' in registry. The only downside is that you have to delete this key each time Edge Chromium gets an update. Please proceed with caution with registries. I'm not responsible for any damage. If anyone has better solution I would be happy to try.

つまり、\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Microsoft\EdgeUpdate\ClientState\{56EB18F8-B008-4CBD-B6D2-8C97FE7E9062} というレジストリキーを削除すればいいわけだ(やってみたら、ちゃんと従来版Edgeが起動しました)。

ただし、Chromium Edgeが更新されるたびにこのキーを削除しなければなりません。

毎回レジストリエディタを起動しなくても、管理者として実行したコマンドプロンプトから

reg delete HKLM\SOFTWARE\Microsoft\EdgeUpdate\ClientState\{56EB18F8-B008-4CBD-B6D2-8C97FE7E9062} /v BrowserReplacement /f /reg:32
reg delete HKLM\SOFTWARE\Microsoft\EdgeUpdate\ClientState\{56EB18F8-B008-4CBD-B6D2-8C97FE7E9062} /v BrowserReplacement /f /reg:64

とやればオーケー。/f はYes/Noの確認を省くオプション。/reg:32 と /reg:64 は、実行しているWindowsが32bit版か、64bit版かによる差を吸収するものです。両方記述したバッチファイルにしとけばいいかも。


2021年4月5日追記

3月29日にリリースされたオプションの更新プログラムKB5000842をインストールすると、Edge Legacyが削除された。上記のレジストリエントリを削除しても、Edge Legacyを起動させることはできなかった(Chromium Edgeが起動してしまう)。

KB5000842はこのまま問題がなければ、4月の月例更新プログラムに含まれることになる。いまのところ、これらを回避する手段は見つかっていない。

KB5000842はオプション扱いなので、わざわざユーザーがインストール操作をしなければインストールされることはないが、4月20日ごろの月例更新プログラムに含まれると予想されるため、それ以降のWindowsUpdateでEdge Legacyは自動的に削除されてしまうだろう。

インクジェットプリンターのインク詰まり

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インクジェットプリンターのインクノズルが詰まって、黒が印刷できなくなってしまった。
安い互換インクを使ったのが原因だろう。

昔は純正のインクを使っても、しばしばノズル詰まりが起きた。だが、最近のプリンター+純正インクでノズルが詰まることは滅多にないはずだ(たぶん)。
また、あまり安くない互換インクの品質も向上して、やはり詰まることは少なくなった・・・が、あまり安くなければコストメリットもないので、なるべく安いインクを買う。すると詰まってしまうわけだ。

ヘッドクリーニングで詰まりが解消できることもある。しかし今回は、長期間放置したために頑固な詰まりが起きたのか、プリンターのクリーニング機能では解決しなかった。

ひょっとしてインク切れかも、と思って、新しいインクカートリッジ(互換品)に交換してみてが症状は変わらず。

こんな時には純正のインクカートリッジに交換して24時間おき、それからクリーニングを行うと良いという。純正のインクによって、固着した互換インクが溶解するのだろうか? 前回も同じ事態をそれで復活させたんだっけ。

さっそくAmazonで純正インクをオーダーすると、翌日到着した。装着して24時間放置し、ヘッドクリーニング後にテスト印字を試みた。だが期待に反して、詰まりは解消しなかった。ダメか。

ヘッドを外して洗浄する人もいるようだが、そこまでするのは面倒だ。新しい製品に買い換えようか、と思いつつ、ふと思いついたことがあった・・・。

A4版サイズの全面真っ黒なデータを作り、印刷してみた。最初はほとんどインク吐出がないのだが、途中からかすれながらも印字?されるようになり、A4版の真ん中あたりからは真っ黒に塗りつぶされた。復活だ!

純正インクによって固着した互換インクが溶解するのであっても、クリーニングするだけでは純正インクが達しない箇所があれば、詰まりは解消しない。しかし、印字させることで純正インクを固着部まで届かせられれば、溶解させられるのではないか、というアイデアだった。その通りの機序なのか分からないが、ともかく成功して良かった。

ヘッドを取り外して洗浄したり、プリンターの分解まで行う人もいる。ヘッドの洗浄剤(界面活性剤)を詰めたカートリッジも売られていると聞く。

なぜそこまでして互換インクを使うのか? プリンターメーカーも印字コストを下げる努力をしている。頻繁にカラー印刷を行う人にとっては、純正インクの単価もそれほど高く感じないのかも知れない。ところが、主にモノクロ印刷だけしていると、レーザープリンターのほうが印刷単価が安く、速度も速い。インクジェットプリンターを使うのは、「滅多にない」カラー印刷を行うときだけ、ということになる。

ひさしぶりにインクジェットプリンターの電源を入れると、印刷の前にガチャガチャと動作音がして、長々となにかやっている。ヘッドのクリーニングをし、吸収体に向けてインクを吐出することで、ノズル詰まりを解消しているのだろう。毎日印刷に使っていれば不要な動作である。ところが、この動作でかなりの量のインクが消費される。

なので、滅多に使わないのに、たまに使うときにはインクが印字以外で浪費され、あっというまにインクが終わってしまう。すると印字単価は急上昇し、コストダウンのために互換インク(それもなるべく安いの)に手が伸びるというわけだ。

家庭用のカラーレーザープリンターもA4版なら2万円ぐらいになっていて、複合機も5万円ぐらいか。次に複合機の買い換えをするときにカラーのタイプを選んで、インクジェットは廃するかもしれない。

読めば読むほど:「安曇野」 地名のお話(5)

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読めば読むほど:「安曇野」 地名のお話(5)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110903mog00m040013000c.html

 雄大な北アルプスを望む信州・安曇野。NHKの朝の連続テレビ小説「おひさま」の舞台でもあり、清らかな湧き水に恵まれた美しい田園風景が広がる。ところで、安曇の仮名表記は「あずみ」か「あづみ」か--。12年前、松本支局に赴任して間もないころ、取材先の地元農協を「JAあずみ」と書き、同僚記者に誤りを指摘された。正しくは「JAあづみ」で、紙面化を間一髪で免れた苦い経験がある。地元では圧倒的に「あづみ」だ。ところが地名辞典や国語辞典の多くは「あずみ」と表記している。

 安曇の由来は、この地に移住した北九州の豪族・安曇氏にちなむとされ、平成の大合併まで存在した南安曇郡は「みなみあづみぐん」と仮名表記していた。そして誕生した安曇野市も仮名表記は「あづみのし」だ。では、「あずみ」の根拠は何か。これは1946年の内閣告示の「現代かなづかい」で「旧仮名遣いの『づ』は『ず』、『ぢ』は『じ』と書く」としたことを受けたもの。一部で団体など組織名に「あずみ」という表記が存在する。辞典もこの告示を反映させているようだ。

 日常用語ではこの告示は浸透している。「妻」の訓よみは「つま」だが、「稲妻」は「いなずま」だ。そして「うなづく」「つまづく」ではなく、表記の本則は「うなずく」「つまずく」だ。ならば「あずみ」にすべきだったのではと思えてしまう。ところが、この告示は86年に改定され、歴史や文化に深いかかわりをもつものについては「歴史的仮名遣いは尊重される」となった。安曇野市の合併協議会資料によると、この改定などをふまえ歴史的仮名遣いを採用して市名の仮名表記を「あづみの」にしたという。

 「あずみ」か「あづみ」か--。漢字表記では表れてこない疑問。でも、たどってみると日本語の現代仮名遣いの歴史もからんでいて、ちょっと楽しいテーマだった。【校閲グループ・高木健一郎】

地震

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最初は風邪がぶり返してめまいがしたのかと思いました。低周波の振動で、震度2程度だったでしょうか。

すぐ気象庁の地震情報のページを見ると、宮城県が真っ赤に塗りつぶされています。しかし、遠くの地震だから・・・とそのまま仕事を続けました。

きっと回線輻輳で届かないとは思いつつも、仙台の知人のケータイにメールを打ってみました。

しばらくして本社(神奈川県)に用事があって電話を掛けてみると、予想外に大変な状態のようでした。地震でものが倒れ、壁にヒビが入り、停電。社員全員外に避難して、収まったので戻ってみたらまた余震で揺れたので、電話番を残して残りはまだ外にいる、という話でした。

ケータイにメールがプッシュされて来ないので、いちいち新着メールの問い合わせをしなければならない状態。そんなかで、仙台の知人から無事を伝える返信がありました。

本社で本日定年退職する人の送別会は中止というメールが届きました。可哀想に。いや、それどころか関東でもJR・私鉄とも止まって帰宅難民化しているらしい。

東京のクリニックに受診に行ったスポンシーからは、今日は帰れないとメールが来ました。帰宅難民が溢れそうなので、すぐに宿泊場所を探すようにメールを送りました。

職場にテレビはありませんが、ネット上の親切な人がユーストリームにNHK総合をリレー中継してくれていたので、それを見ていました。画面では津波が田畑を渡り、家屋を押し流し、走っている車を飲み込む・・・寸前で画面が切り替わりました(夜のニュースでは車が飲み込まれるシーンはカットされていましたが)。

東北地方にも知人が何人かいるものの、安否は不明です。関東近辺の知人は、苦労しながら帰宅の途上にあるようです。こちらは、普段通りホームグループのミーティングを済ませてから帰宅。

あちこちの津波の映像、気仙沼の火事の映像などが繰り返し流されています。

「阪神大震災の後のように、心理学や精神医学の関心がPTSDに集まるようになるのかもしれない」

そんな言葉が漏れていました。

これから何にどんな影響が出てくるのだろう・・・。そんなことを考えてばかりいます。

30年前に盗んだ商品の代金、利息も付けて郵送

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30年前に盗んだ商品の代金、利息も付けて郵送
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-18722620101221魚拓

 [ピッツバーグ 20日 ロイター] 米ペンシルベニア州西部にある家族経営の小売店に、差出人が書かれていない現金入りの封筒が届いた。店を営むリン・グラムリングさんによると、封筒には、25─30年前に盗んだハンマーの代金だと説明した手書きのメモが同封されていたという。

 12月6日付のメモには「間違ったことだと知りつつやってしまった。ハンマー代とその利息として45ドルを同封した。盗みを働き申し訳ない。私は生き方を変えた」などと書かれていた。

 グラムリングさんによると、一家が約50年前に店を営むようになって以降、店頭から商品が無くなったことは多数あったが、代金が戻ってきたのは初めて。「45ドルはハンマーの代金よりかなり多い金額。気前がいい人だ」と話している。

 グラムリングさんは、受け取った45ドルを父親がボランティアとして活動する「救世軍(サルベーション・アーミー)」に寄付したという。

今年もふたご座流星群

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国立天文台:ふたご座流星群を観察するには(Q&A)
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101213/observe.html

12月13日・14日の夜とも、真夜中前後に月が沈んで以降(日付が変わって翌日の)明け方までがお勧めの時間帯です。

4等星まで見えるような平均的な空で見るとき、流星が最も多く見える日時に観察できる流星の数は、1時間に15~20個と予想されます。

職場でのビール制限に抗議してスト

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カールスバーグの従業員、職場でのビール制限に抗議してスト
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-14745720100409魚拓

 [コペンハーゲン 8日 ロイター] デンマークの大手ビール会社、カールスバーグの倉庫作業員とドライバーら数百人が8日、職場でビールを飲む機会を昼休みだけに限定した会社の決定に抗議し、2日目のストライキを行っている。

 広報担当のJens Bekke氏によると、同社は4月1日に新たな規則を導入。これまでは社内の冷蔵庫に水やソフトドリンクのほかビールも完備されていたが、7日になってすべての冷蔵庫からビールがなくなっていたという。

 Bekke氏は、トラック運転手には昼休み以外に1日3本までビールを飲む権利が以前に与えられており、倉庫作業員も同様の権利を主張してストを行っていると述べた。
 2日目に入ったストには約250人が参加しているという。

ふたご座流星群

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アストロアーツ:【特集】2009年ふたご座流星群
http://www.astroarts.co.jp/special/geminids2009/

ふたご座流星群13、14日ピーク 1時間に50個も
http://www.asahi.com/science/update/1211/TKY200912110129.html

ふたご座流星群、13~15日ピーク 師走、駆ける星期待
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20091210STXKD031409122009.html

国立天文台:「ふたご座流星群を眺めよう」キャンペーン
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20091211/index.html

三大流星群は、8月のペルセウス座流星群、1月のしぶんぎ座流星群、そして12月のふたご座流星群の三つ。ペルセウス座としぶんぎ座は明け方中心なので、徹夜するか早起きしないと見られず、おまけに1月のしぶんぎ座は年によって当たりはずれが大きくて、クソ寒い中で待ってみても空振りに終わることがあります(なので僕も一度も見られていません)。その点、ふたご座α流星群(α Geminids)は、12月で寒いとはいえ、真夜中になる前でも十分見られるのが助かります。

今年の極大は12月14日の14時。昼間なので、14日の明け方前か、夕方以降夜半までがチャンスになります。ふたご座α流星群は極大ピークが鋭くないため1~2日外しても大丈夫ですが、極大後は急激に減るそうですから、14日がだめな場合には、13日、12日がよいでしょう。月が出ていると流星は見えなくなるのですが、今年は14日の月齢が27とほぼ新月。絶好のコンディションです。

出現数はピークのHRで50程度。つまり一時間に50個なので、およそ一分に一個流れる程度。ただ人間は夜空全体を眺められないので、一人が見上げられる範囲では二分に一個ぐらいになります。(流星群がない状態では一時間に5個程度)。

流星の速度は35Km/s。これはしぶんぎ座の41Km/s、ペルセウス座γの59Km/sに比べてゆっくりです。と言っても時間はせいぜい1秒ぐらいでしょうから、願い事を三回言うには短すぎます。以前は春におとめ座流星群があって、数秒流れる火球も多かったのですが、いまはそういう群はないのかな。

流星を見るのは地面に仰向けになるのが一番です。シートを敷いて、寝袋や毛布を使うとベターです。立って見上げていると首が疲れますし、見える範囲も狭くなります。車の前席からフロントガラス越しってのも、かなり視野が狭くなります。

伝書鳩に完敗

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南アの通信会社、データ伝送の速度で伝書鳩に敗北
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-11438220090910

 [ヨハネスブルク 9日 ロイター] 南アフリカで、通信会社大手テルコムのインターネットの遅さにいら立ったIT企業が9日、データカードを伝書鳩の脚に付け送ってみたところ、圧倒的に速く届くことが分かった。

 南ア通信(SAPA)によると、生後11カ月の鳩「ウィンストン」は、ピーターマリッツバーグ近郊にあるオフィスからダーバンまでの80キロを1時間8分で飛び、データをダウンロードする時間を含めても2時間6分57秒だった。

 一方、テルコムを使った伝送では、この間にデータの4%しか送ることができなかった。

 南アフリカでは、インターネットの回線容量が不足している上に、通信料が高額。同国で来年開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)の前に、海底に1万7000キロの光ファイバーケーブルを敷き、アフリカ東部と南部を世界のほかの地域とつなぐプロジェクトが完了すれば、状況は改善されるとみられている。