http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009081400054
過去1年間に1回以上飲酒した人の割合(飲酒率)は、20代前半では女性が男性を上回ることが14日、厚生労働省研究班の調査で分かった。同年代の女性は、アルコール依存症につながる多量飲酒の割合も増えており、研究班は「飲酒問題の深刻化が危惧(きぐ)される」としている。厚生労働省のサイトにはまだ報道資料が掲示されていません。
同省研究班による全国調査は2003年度に続き2回目。昨年6~7月に飲酒状況を問うアンケートを行い、男女計4123人から回答を得た。
その結果、全体の飲酒率は男性83.1%、女性60.9%で、前回調査からそれぞれ2.2ポイント、0.9ポイント下がった。
男女とも40代以下を中心に飲酒率が下がったのに対し、20代前半の女性は80%から90.4%に上昇。同じ年代の男性は90.4%から83.5%に下がったため、男女が逆転した。
1日の飲酒量がアルコール60グラム(日本酒換算で3合)を超える多量飲酒者も、20代前半の女性は6.7%から11.7%に増えていた。
また、質問を通じてアルコール依存症の有無を調べたところ、男性8.7%、女性1.2%が依存症に該当。寝酒をしている男性は9%、女性4.9%だった。(2009/08/14-05:22)
コメントする