http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-05-12-K_005.html
職員の飲酒運転で2006年に3児死亡事故が起きた福岡市が、飲酒運転の撲滅などを目指し、職員に酒量を日記に記録させる習慣改善プログラムを実施したところ、参加者の約半数で酒量減少などの効果があったとの結果がまとまった。
「HAPPY(ハッピー)プログラム」と名付けられた手法で、国立病院機構肥前精神医療センター(佐賀県吉野ケ里町)が開発。同市は酒量の多さを自覚している職員から希望者を募り、73人が参加した。
参加者は、アルコールが健康に与える影響を学んだ上で、酒をまったく飲まない「休肝日」を週2日設けるといった12週間の目標を設定。毎日の酒量を日記に付け、参加者同士で目標達成状況を報告し合った。
すると、参加者の47%はプログラム開始前に比べて「休肝日が2割以上増えた」と回答。日本酒に換算して3合以上飲む「多量飲酒日」も、57%が「2割以上減った」と指摘したという。
市の担当者は「飲酒量が目に見え、グループで取り組むため、やる気が持続する」と分析。「飲酒運転の撲滅には習慣改善が必要。生活習慣病予防にもなるので、参加者をもっと増やしたい」としている。
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