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Das Dilemma der Stachelschweine - 「心の家路」のブログ

WHO: アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略

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WHO世界戦略 酒飲み放題、安売り規制
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100521/mcb1005210920016-n1.htm魚拓
2010.5.21 09:17

 【ジュネーブ=共同】国連欧州本部で開催中の世界保健機関(WHO)総会の委員会は20日、ビールやワインといったアルコール飲料の飲み過ぎなどによる健康被害を防ぐため、酒類の安売りや広告宣伝の規制案を盛り込んだ「アルコールの有害な使用を軽減するための世界戦略」を承認する決議を全会一致で採択した。会期末の21日までに本会議で承認される。

 「世界戦略」は特に未成年や若い成人層を狙った酒類の広告、宣伝を問題視したほか、健康被害の軽減には価格の引き上げも効果的な措置と位置付けた。そのうえで、原価割れや飲み放題均一料金での酒類の販売、青少年向け広告の禁止、制限などを検討すべき政策として例示した。

 決議は加盟国にこうした政策の励行を求める一方、各国の事情によって実施するかどうか検討できる「選択肢」であることも明記。法的拘束力がないことを明確にした。

WHO 世界戦略を採択
http://www.jyokai.com/archives/2010/05/post_2585.html魚拓

 WHO(世界保健機関)は5月20日に開いた年次総会で、「アルコールの有害な使用を低減するための世界戦略」を採択した。

 同戦略は、①飲酒運転への対応...飲酒検問の強化、飲食店終了後の代替交通の整備など②販売制限...販売場の数と立地の制限、販売できる日数や時間の制限など③広告制限...広告内容と量の制限、スポンサー活動の規制など④価格設定方針...割引販売、原価割れ販売、飲み放題均一料金、大量販売の禁止、または制限、アルコールの最低価格の設定など--などアルコール問題を10項目の領域に分類し、これらの領域に対する対策を加盟国に求めているもの。

 しかしこれらは、「加盟国の宗教的、文化的背景、公衆衛生に関する国の優先事項などそれぞれの状況を考慮し、国レベルで適切に実施すること」としており強制力はない。

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