http://digital.asahi.com/articles/SEB201212180052.html
■国内、進むアルコール離れ
国内ではアルコール離れが進んでいる。
宴会といえば「まずはビールで乾杯」が定番。だが、そのビールの課税出荷量は、いまやピーク時の半分以下だ。デフレで低価格の発泡酒や第3のビールが売上高を伸ばしているという面はある。しかし、低価格品を含めた「ビール系飲料」全体でも、出荷量は2011年まで7年連続で前年割れだ。清酒は長期低落、代わりに伸びていた本格焼酎も頭打ちだ。
根っこにあるのは少子高齢化。お酒を飲む人が減っていることがもっとも大きい。くわえて若い人が、お酒を飲まなくなったこともある。かつてお酒は若者文化で大きな役割を占めていたが「楽しみは多様化している」(メーカー)というわけだ。
メーカーもあの手この手で、流れを変えようと必死だ。最近ではハイボールや、アルコール3%程度の「低アルコール」飲料がヒット。「若者が戻る傾向もある」(サントリーホールディングス広報)という。
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