特定の神概念とすべての神概念
ある宗教の信者になるということは、その宗教の神の概念を受け入れて、それを信じるようになる、ということです。その宗教の人たちは、全員が同じ神を信じています――つまり神についての同じ概念を皆が共有しています。別の宗教の人たちは別の神を信じています。つまり宗教ごとに異なった神の概念があるということです。また、極めて個人的なその人だけの神の概念もあり得ます。すなわち、神の概念は無数に存在しうるのです。
2、3人の女性に振られたからと、すべての女性を拒否してしまうのは、過度な一般化(overgeneralization)という認知の歪み です。なぜなら地球上にいる無数の女性のなかには自分とつきあってくれる女性もいるはずだからです。
これまでの人生で接したことのあるいくつかの神概念を受け入れられなかったからと、すべての神概念を拒否してしまうのも同様です。無数にある神概念の中には、自分が受け入れられるものがあるはずだからです。
被参照記事:
・ビッグブックのスタディ (75) 私たち不可知論者は 2
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