ときどきセキュリティアップデートをインストールしなければならないが、WordPressなどと違って、管理画面の操作一発でアップデートとならいなところがMTの面倒なところだ。メモ書きとして、MT7のアップデート手段を書いておく。
【1】 まずMovableTypeのアップデートの前に、Perlのバージョンを確認する
MovableTypeのダッシュボードから システム→設定→システム情報 と進み 「システム情報」のPerlのバージョンがバージョン番号だけで、特にメッセージが表示されていなければオーケー。Perlのバージョンが古すぎれば、バージョンを切り替える(少なくとも、さくらやロリポップの場合には、サーバーのコントロールパネルでPerlのバージョン切り替えが可能である)。
【2】Movable Type 個人無償版ダウンロード
ここから行なう。
メールアドレスを入力し、利用目的は「バージョンアップ」として送信すると、ダウンロードのURLがメールで届く。
【3】 データベースのバックアップをする
私は面倒くさいのでいつも省略しているが、忘れずにやっておくべき。
(さすがに毎日の定期バックアップは行なっている)
【4】 ZIPファイルのアップロード
MT7-Rxxxx.zip を tmp ディレクトリにアップロードする
(FTPとかで良いが、下の例はscpを使っている)
scp MT7-Rxxxx.zip [email protected]:tmp
【5】 ログインしてunzipする
ssh [email protected]
# httpdのディレクトリに移動
cd www
# unzipすると MT7-Rxxxx というディレクトリができて、その中に展開される
unzip ../tmp/MT7-Rxxxx.zip
# MT7-Rxxxx → mt-new にリネーム
mv MT7-Rxxxx mt-new
【6】 古いMovableTypeからコピーするもの
# mt-config.cgi のコピー
cp mt/mt-config.cgi mt-new
# MovableTypeのデフォルトプラグイン以外のプラグインをインストールしていたらコピーする
- デフォルトプラグイン:
- BlockEditor
- Comments
- FacebookCommenters
- FormattedText
- FormattedTextForTinyMCE
- GoogleAnalytics
- Markdown
- OpenID
- Textile
- TinyMCE
- Trackback
- WXRImporter
- WidgetManager
- spamlookup
cp -r mt/plugins/pluginname mt-new/plugins
# テーマ類のコピー
cp -Rf mt/mt-static/support/ mt-new/mt-static/support/
# あるいは↓でも同じ
cp -Rf mt/mt-static/support mt-new/mt-static
【7】 切り替える
mv mt mt-old
mv mt-new mt
【8】 ダッシュボードにアクセスする
https://hoge.org/mt/mt.cgi?__mode=dashboard
「アップグレード開始」が表示されるはず
ローカルでZIPを展開して、FTPで直接上書きしていたのに比べれば、スマートなやり方になったと言えると思う。
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