ビル・Wに問う (16) アルコホーリクは「独特」なのか

『ビル・Wに問う』の第16回です。


Q16:アルコホーリクは、他の人たちとは違う種類の人間なのか?

A16:数年前、ある医師たちがアルコホーリクス・アノニマスに注目し、私たちを30人ほど集めて、こう言いました。「うむ、この男たちはAAメンバーだから、そんなにひどい嘘をつくことはないだろう。そして、飲んだくれの内面をじっくり観察するのはこれが初めてではないだろうか」 そして私たちの多くが精神分析医によって詳しく分析されました。あらゆる種類のテストが行われ、この特別な調査の目的は、アルコホーリクが他の人たちとは違う種類の人間なのか、もしそうなら、なぜ、そしてどれぐらい違っているかを確かめることでした。

私たちの多くが秘密会議に招かれ、そこでは多数の学術論文が検討されました。そして最終的に、医師の一人が(とても有名な人物でした――会議はニューヨーク医学会で開かれたのです)、医師たちが達した結論を総括しましたが、それはこのようなものでした。アルコホーリクは情緒的に子供っぽい。アルコホーリクは平均的な人物より感情的に傷つきやすい。そして、彼らは私たちにはもう一つの特性があると見なしました――彼らは「誇大」(grandiosity)という言葉を使いました。アルコホーリクは「偉ぶる」のです(それはつまり、「身のほど知らず」と言われるタイプだということです)。かつてある人がそれをこう表現していました、すべてのアルコホーリクは星がちょうどよいときに月を欲しがる、と。私たちはそういう種類の人間だ、とその医師たちは言っていました。(テネシー州メンフィス、1947年9月18~20日)

2020-11-11ビル・Wに問う,日々雑記

Posted by ragi