暗闇と裸電球

裸電球のイラスト by しほまし, from IMT

この電球は私たちに神から与えられた能力を表しています。私たちは自分に与えられた能力を使って、その力の及ぶ範囲のことを扱います。私たちという電球の放つ光の届く範囲(私たちの能力の及ぶ範囲)については、神は「それはお前に任せた」と言っているのです。私たちに任せた部分については神は基本的には手出しをしませんので、私たちは自分の力を使ってこの範囲のことを扱わなければなりません。そして、この領域には私たちの力が及ぶのですから、その中のことについて私たちが恐れを持つことはありません。

そして、光の届く範囲の外には、暗闇が広がっています。この暗闇は、私たちの力が及ばない領域です。神は「この領域については私に任せておきなさい」と言っています。だから私たちはこの領域については、神を信頼し、神にゆだねるほかありません。どっちみち、私たちの力はそこには及ばないのですから、それ以外の選択肢はありません。ところが、私たちは、しばしばこの暗い領域の事柄にまで、自分の意志が及ぶことを求めてしまうのです。すると私たちの中に恐れ(不安や恐怖)が生じてきます。

被参照記事:
ビッグブックのスタディ (106) どうやればうまくいくのか 18

Posted by ragi