ソブラエティ
ソブラエティ — sobriety
断酒に同じ。
しらふでいることを指す名詞。元来の意味は酩酊しないこと、つまり節度ある飲酒を含んだ言葉であり、直接的に断酒を意味する言葉ではないが、AAではアルコホーリクは節度ある飲酒には戻れないとしているため、アルコホーリクがソブラエティを続けるためには、一切酒を飲まないでいる必要がある。すなわち断酒と同義である。
さらに、AAにおいては、AAの回復のプランに従って酒をやめていることを意味しており、単に飲んでいないだけでプランに順応できていない状態(dry)とは区別している。1)(e.g. 「ソーバーとドライは違う」)。
ソーバー(sober)は形容詞、ソブラエティは名詞だが、区別せずに用いられる。(e.g. 「私のソーバー」)
AAはその目的を、メンバーのソブラエティと、他のアルコホーリクがソブラエティを達成する手助けをすることとしている。
薬物のグループではクリーン(clean/cleanness)が、またギャンブルや買い物のグループではアブスティネンス(abstinence)が同義に使われている。
アルコール・ドラッグ用語集:
・ソブラエティ
- マーク・ケラー/マイリ・マコーミック(津久江一郎訳)『アルコール辞典 改定第二版』, 診断と治療社, 1987, pp.348-349.[↩]
同義語:
断酒, ソーバー, sober
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